12年振りの…
本年も余日少なくなってまいりましたね。
皆さま、慌ただしい毎日だと思います。
実は今年、恩師が亡くなった一報から2025年が始まりました。海外で亡くなられたこともあり、現地から地元大分へ戻るのに時間を要しました。戻られた際は当然御遺骨となっており、また家族葬となったことも重なってか、わたしはお会いして泣くことも縋ることもできないもどかしさの中、春にようやくお墓参りに行った際、思い溢れて弔辞を読んだことを思い出します。最後にお会いしたのは、私の結婚式の時…12年前…
秋に追悼写真展が地元の美術館(大分県立美術館;OPAM)で開催され、会期は短かったものの恩師を偲ぶ方たち500人ほどが詰めかけたと聞いております。わたしも写真を提供し、友人と写真展に行きました。むせび泣きながら、一枚ずつ写真を見て、恩師の生き様を、声を、情熱を感じてきました。素晴らしい61年間の人生でした!
大分県立美術館(OPAM)のサイトはこちら https://www.opam.jp/



ヘルメットに書かれてある1997.8に行ったアメリカMt.Rainier(レーニア山)が、筆者が恩師と行った最後の山行となりました。
実はOPAMは、リニューアルされて訪れるのは初めてでしたが、とても見ごたえある建物でした!
JR大分駅から徒歩15分の場所に位置する、「OPAM(オーパム)」の愛称で親しまれている「大分県立美術館」。“街に開かれた縁側としての美術館”をコンセプトに建築された外観は、大分県の竹工芸をイメージさせる斬新なデザインが人目を引きます。手がけたのは建築家・坂 茂氏です。


エントランスを抜けた先には、巨大なタマゴ型の作品がゆらゆらと揺れる、オランダのデザイナー、マルセル・ワンダースの《ユーラシアン・ガーデン・スピリット》が出迎えてくれます。


3階のゆるやかにウェーブのかかった木組の天井は、竹工芸をイメージさせる骨組みを使用しており、中庭に自然光が射し込むような工夫がされていました。




大分県産の杉を用いた斜め格子の木組の背後には、鉄骨+唐松の耐火集成材の柱があり、ガラスのカーテンウォールで覆われています。床には大分県産の「日田石」が採用され、館内に置かれている机や椅子も坂氏がデザインをしています。
坂茂建築設計のサイトはこちら https://shigerubanarchitects.com/ja/
OPAMの建築についてのサイトはこちら https://www.opam.jp/about/construction.html
大分を訪れる際は、是非ともお立ち寄りください!
