花柄模様の籐の応接椅子
強い日差しに向かって元気に咲いている向日葵のように
皆様におかれましてはますますお元気のことと思います。
今回の張り替えのご依頼は、古い籐の応接椅子です。
持って来られた当初、
クッション材はもとより、張り地含めて
随分とお使いになった様子。
いままでの汚れや埃もだいぶたまっていたので、
クッション材やバネなどを取り除いた後は、
石鹸溶液でクリーニングしました。
通常の洗剤ですと木枠にもよろしくないので、
基本的に純石鹸で洗います。
身も心もきれいになるようです。
椅子の身支度が整ってから、土台づくりに取り掛かります。
今回はバネ仕様になりますので、
同様にからげていきます。
クッション材は、こちらにお任せされておりましたので、
座面には大きなヤマをつけ、
クッション性の高い仕様に。
背面は、やわらかい素材を中心に背あたりのよい感じに仕上げました。
お選びいただいた生地は、
落ち着いたゴールドを基調とした生地です。
重厚感のある織柄と花柄の色合いを楽しめる
とても張り映えのする生地です。
周りには、亀甲鋲を打ち全体を引き締めます。
お渡しした際、「これで、また使えるなぁ」と
話されていたのが嬉しかったです。
ご依頼ありがとうございました。