松田家具のロッキングチェア
桜の見ごろは、あっという間でしたね。
今回は、松田家具のロッキングチェアの張り替えのご依頼です。
創業60年続く、歴史ある家具メーカの作品です。
当時の国産北欧家具の、独特のスタイルが伺えます。
写真は、フレームであるロッキングの部分を取り外したところです。
さらに取り外していくと。。。
当時の思いが伝わってくるような構造でした。
ベースとなるクッション材を作っていきます。
お使いの様子を聞いたり、ご要望をお伺いして決めていきます。
今回は、ヘッド部分が盛り上がった構造でしたので、
全体のバランスを考えながら仕上げました。
今回は、通常の張り込みとは違い、
クッション材に生地を接着し、縫製作業に移っていきます。
厚みを通常より厚くした分、ミシン作業は大変でした。
出来上がったのが、こちら。
お選びいただいた、スエードのモスグリーンの色合いが、
フレームととても相性よく馴染んでおります。
こちらのロッキングチェア。
座ると、日本人のことをよく考えたんだと思うほど、
身体にフィットして心地よい感じにしてくれます。
ご依頼いただいた方も、お部屋で本を読んだりテレビを見たりと、
たくさんお使いのようで、
これからも末永くお使いいただけると思います。
ご依頼いただきまして、ありがとうございました。