秋の新作生地 その4
ションヘル織機は、一つ一つの動作が大きい故に、
ガチャンガチャンと作動時の音もとても大きいです。
動作が大きい分、織りあげるスピードも高速織機と比べてとても遅く、
織りあげられる生地は一日におよそ8m前後。
ただ織られる生地は柔らかく風合いがあり、立体感のよく出た質感が特徴です。
OLTASの生地も、このションヘル織機で織られている為、
風合いが他の生地とも違うのは言うまでもありません。
織りあがった生地は、糸に無理なストレスを掛けず
柔らかく織られていて、織り組織も綺麗にすっきりと
出ているように感じました。
こちらの写真は別の織機工場。
中での撮影は新しい試作の真っ最中のため、載せることはできませんが、
実に様々な物が織られていました。
こちらは、お昼に食べた味噌煮込みうどん。
暑い時期に熱いものを。おいしかったです!
今回OLTASの生地は、ゆめおり椅子の店頭で大判に触ることができます。
是非とも、実際に触っていただけると質感が分かっていただけるかと思います。
よくウール地を勧めてお聞きするのは、
チクチク感がイヤというところなのですが、
最初こそあるものの、すぐにこなれてくる印象です。
と、言いますのも10年以上使われている椅子を見させていただきました。
チクチク感どころか、経年変化とともに風合いが増したような感じさえ受けました。
まさにOLTASが目指す、本物の生地を見極め、原料・機械・仕上げ加工まで
すべてに拘りを持ち、10年後20年後まで使い倒されていくまでの
味わいのある素材づくりを提供していると肌で感じました。
とても勉強になりました!
白田さん、この様な機会を与えてくださり、どうもありがとうございました!!