お知らせ ほぼ日記

渡部さんとトークイベント&食探検 その1

私は食べることも大好きです。出張で出かける時も、旅行に行った際もそうですが、その土地ならではの食材や水、その地域ならではの美味しさを提供してくれるお店に行くのが特に好きです。

渡部さんからは「探すのがうまいですよね。」とか「はずれがない!」とよく言われます。ネットの時代になってからは、そこに住む地元の人が書いているブログなどを参考に決めているのがほとんど。そういったお店でその土地の人たちが愛する料理を味わうことで、その街の雰囲気や感性、文化などを感じられる氣がすると思っています。

以前お便りで紹介した渡部さんと今回、とても楽しみなイベントに出かけてきました。

灯台下暗しとはまさにこのことでした!!

FILE全容

渡部さんとの出会いのブログはこちら https://yumeori-chair.com/news1113/

FILEのホームページはこちら https://file-g.com/

入口椅子

今回の企画は「デザインと美食の饗宴」と題し、世界で最も美しい椅子を生み出したと称される北欧デンマークの巨匠ハンス・ウェグナー氏の作品と、「エスティ―ロ アチェ」は畑下公平氏による京スペイン料理をテーマに、ゆめおり椅子から歩いて5分ほどにある北欧家具を取り扱うインテリアショップFILEで開催されます。

題し

実は今年の忘年会で、畑下氏のお店を予約しようとした時に9/20をもって営業を終了されたことを知りました。驚きとどうしたものかとInstagramを見ていると、何と新店舗オープンに向けて準備期間であることが分かりホッとしたのを覚えています。と、同時に何やら面白そうな企画の写真があり、覗いてみると本企画だったのです!すぐに渡部さんをお誘いし、予約を入れました。

畑下氏のInstagramはこちら https://www.instagram.com/kohei_hatashita/

当日、FILEの2階に上がって会場を見回すと広すぎず狭すぎず、適度に温かみもあり居心地のよい空間が広がっていました。その空間に、ベアチェア始めサークルチェアやイージーチェアたち、アームチェアなどなど、ウェグナー氏がデザインしたチェアが並んで既に椅子の座り心地を確かめるように皆さんが座っていました。

(私たちは後方のスツールに座りました。)

全景

今回の登壇者は、椅子研究家で名高い織田 憲嗣氏です。

織田さん

Oda Collectionのホームページはこちら https://odacollection.jp/

Oda CollectionのInstagramはこちら https://www.instagram.com/odacollection_official/

織田さんのお名前は、椅子の張り替えを志してから初めに頂いた本が織田さんの本でした。それから数冊手元にありますが、資料的価値のとても高い本だと思っています。その織田さんご本人が何を語るのかとても興味深い時間でした!

後ろから

今回は、事前に質問を受けたことへの回答のような感じで進みました。
椅子の収集に関する苦労話や、「良い椅子」=「名作椅子」の条件の話、プロの方からは北欧の椅子と日本の椅子文化の違いといった突っ込んだ質問まで。

ありとあらゆることをその場で感じながら丁寧にお話される様子は、とても親しみを感じました。

トーク中

特に、作り手に対して愛情が感じられ、25年以上続くロングセラーな椅子は、飽きの来ないデザインで、その椅子をデザインした作家性を感じられる椅子が良いものと仰っておられました。また、「愛でて良し、使って良し」な椅子はそれなりに高額になるとも。少しでも無理をして購入することが、物を吟味する眼を育て、愛着を持って使い続けることにつながるとも。
目の前で展開されていく話に、時間を忘れておりました。

 

最後、お写真と共にサインをお願いしました。快く書いていただき、本当に嬉しかったです!

織田さんとサインと

織田氏を囲む

PP530 Tub Chair

サークルチェア

ダイニングチェア