赤色のアンティークチェア
7月に入っても、梅雨の長雨が続いています。
梅雨明けが待ち遠しいですね。
さて、今回のご依頼は古いアンティークチェアの張り替えです。
底のテープが何本か切れていて、
座ると底が抜けている感じです。
古い張り地をはずしていくと、中から馬の毛が出てきました。
昔の椅子の中には、動物の毛、主に馬の毛が使われていました。
リーズナブルな藁やヤシ繊維、くず綿で代用されたこともあって、
表の生地を外すときは何が出てくるかハラハラします。
土台をつくり直し、選ばれたクッション材を入れていきます。
今回お選び頂いたのは、赤色の本革です。
この赤色は、フレームの色とも相性が良く、
落ち着いた雰囲気の色合いです。
いままでの佇まいを崩さず、座り心地がよくなっています。
この椅子の持ち主は若い方でしたが、
椅子を張り替えることができるということを知っていることが、
とても嬉しかったです。
お渡しをした際も、これから使えると喜んでおられました。
ご依頼、ありがとうございました。